浅水の歴史 - 江戸初期の北上川の流れを変えた大工事
浅水地域は川の流れが定まらず、洪水になると川の流れが色々と変わり、堤防が決壊したところは沼が出来て、このために沼も多く残っていました。
江戸時代の初期、伊達藩になってから新田開発をして耕作地を増やす目的で、北上川の流れを大幅に変更する大工事が実行されました。
改修工事が実施されたことにより結果的に下記の効果がありました。
- 浅水地区が広大な米作地域になったこと。
- 流れを変えたことより、北上川の底に眠っていた肥沃な土を米作に活用できたこと。
- その肥沃な土は米づくりに最適な土であったこと。
- 浅水の農家の間では「青ねった(ねったは粘度の強い泥のこと)」呼ばれています。
- 北上川のミネラル豊富な水を活用できたこと。
この効果は、今でも書く農家に受け継がれています。浅水地区の生産するお米はほかの地域とは一味違ったお米です。
昭和の時代には天皇陛下への献上米にも選ばれました。献上米の里と言われています。
右の上の図は、江戸時代初期の伊達藩によって北上川の流れを変える大工事より前の北上川の流れ。
右の下の図は、江戸初期の伊達藩が行った北上川の大工事以降の北上川の流れ。
浅水の環境 - 美味しさの理由
最高の土
かつて北上川は増水や洪水によって北上山地の山々から運ばれた土が堆積しました。
その土が稲にとって条件が良いもので、浅水地域の水田の土は粘土質で若干青みがかっていて、浅水の農家の間では「青ねった(ねったは粘度の強い泥のこと)」呼ばれています。
この土がとても美味しい米を育む要素になっています。
栄養豊富できれいな水
すぐそばを流れる北上川は、岩手県を上流とし長い時間をかけて太平洋へ流れていきます。
この水は山からの養分と豊富なミネラルが含まれていて、浅水地域専用のポンプ機場で汲み上げられ米を作っています。
栄養豊富できれいな水を贅沢に使える環境が美味しい米を育んでいます。
最適な気候
昼は太陽が降り注ぎ気温が上がり、夜は涼しく過ごしやすくなります。
浅水を含む中田地域は、北上川とこの気候でしばしば朝霧に包まれます。太陽の恵み・昼夜の寒暖差・適度な湿度、米作りに最適な環境が揃っています。
また、源氏ほたるが生息する山などの緑あふれる自然に囲まれ、澄んだきれいな空気。
これらの環境が美味しい米づくりを育んでいます。
取扱品種について
●農家直送米(宮城産ひとめぼれ)【白米】
注文を受けてから精米し発送します。
新鮮なお米をお届けします。
●農家直送米(宮城産ひとめぼれ)【玄米】
玄米は保存が効くのでまとめ買いもお得です。
健康の為、栄養豊富な玄米食をされる方におすすめです。
家庭用精米機(食べる分のみ精米する方)をお持ちの方やコイン精米をご利用の方にもおすすめです。
・ひとめぼれ
コシヒカリの良いところを受け継ぎ、お米にツヤがあり、適度な粘りとサッパリとした口あたりが特徴です。
冷めても美味しく、お弁当を作る、ご家庭にお勧めです。
・ササニシキ
宮城県を代表するお米ですが、冷害や病害虫に弱く栽培が難しいお米です。
甘味とふっくらした食感で飽きのこない美味しいお米です。
粘りが少なく、炒飯やカレー、寿司飯に最適です。
生産者直送の魅力
精米したて
通常、スーパーなどで販売されるお米は精米してあります。
お米は精米されてから鮮度、味や香りが低下していきます。
特に気温や湿度の高い時期では、鮮度の落ちるスピードも速まってしまいます。
生産者直送であれば、精米したてのお米が手に入るため、新鮮でおいしいご飯を堪能していただけるのです。
流通経路が短い
通常、お米の出荷後、農協→卸業者→小売業者経て、消費者様の手にお米が行き渡ります。
産地直送の場合、流通経路が少ないため、お米が傷みにくくおいしいお米をお届けできるのです。
他のお米と混ざらない生産者こだわりのお米
生産者直送は、途中で他の農家さんのお米が混ざることはありません。
専門農家の確かな栽培技術と丁寧さで作られた純度100%の美味しさを是非ご賞味ください。
温度管理が一定
産地直送のお米の多くは、味・品質を保つため一定の温度を保てる倉庫で保存されています。
等級について
その年の気象状況によって等級に差が出ます。
しかし、等級は見た目の差で賞味に差はほとんどありません。
例えば、ワインに年ごとの差が出るようなものです。
お気に入りのワイナリー=お米の生産者を持ちませんか?